のっぴきならない昨今です

デジタルものを中心に、IT系従事者のあれやこれやを徒然なるままに綴ります

その仕事、本当にそれで良いの?37シグナルズ「小さなチーム、大きな仕事」を読んで

最近下記の本が話題になっていて、読んでみようかなと思ったら、

皆さんフラゲで話題にしていたようで、先週末の時点では

本屋ではまだ全然売ってなかった!! 

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

 

 

ということで、レビュー等を見た感じ、

37シグナルズさんの前著もかなり面白いとの情報をキャッチしたので、

先にこっちを読んでみようと買ってみました。

 

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/01/11
  • メディア: 単行本
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 37シグナルズはプロジェクト管理サービス「Basecamp」や

国内のWebプログラマーには結構なじみが深いんじゃ無いかと思われる

Ruby on Rails」を開発した方々。

 

彼らがこの本で(主に前半)言っていることが

「でかい物って本当に良いの?」

そのサービス、本当にその機能必要?

その仕事、本当に専門人員必要?

ライバルに勝つには、本当にライバル以上の規模と機能が必要なの?

 

組織にせよ、プロジェクトにせよ

規模がでかくなったり、期間が長くなれば

次第に小回りがきかなくなってくるのは当然。

 

でも、本当にその承認プロセスって必要?

見積もりや設計って時間かけてやっても絶対その通りにならなくない?

他人の真似しても、真似以上にはなれないよね?

 

まさに、二人からの新規事業をはじめて

そろそろ二桁人員必要かな?

と思っていた自分には、空腹の井之頭五郎が肉を食った時みたいに

ガツンときました。

 

そしてこの本は、たとえが的確で面白い!

ベーリング海の一攫千金」は自分も面白い番組と思うけど

確かにどんな番組かを知らない人に伝えたら、絶対面白いと思ってもらえない。

まさにつまらなそうな物でも、実際は面白い好例だと思いました。

 

今、自分が新しいことを始めようと思っている人や

中小企業の経営者で、読んだことの無い方は、

是非一度読んでみて下さい。

自分がいかに、「特定の誰かにだけ当てはまる常識」にとらわれているか

そして、その常識がどれほど自分に当てはまらないか

を色々考えさせてくれる一冊だと思います。

 

価値観にとらわれず、面白いことを必死に頑張ろう!